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2026年04月27日

日常点検チェックシートとは?項目・作り方・テンプレートから効率化まで徹底解説

日常点検チェックシートとは?項目・作り方・テンプレートから効率化まで徹底解説

日常点検チェックシートは、日常点検の漏れを減らし、質を上げるのに役立ちます。 チェックシートがあれば、人によって差が出づらく、入社したばかりの従業員でも他の従業員と変わらない内容で点検ができます。日常点検を漏れなく確実に行うことは、安全確保につながるだけでなく、法令遵守にもつながります。 本記事では、日常点検チェックシートの項目や作り方、すぐに活用できるテンプレートを利用した業務効率化について解説します。

目次

日常点検チェックシートとは?

日常点検チェックシートは、企業が業務で使用する車両の日常的な点検に活用できるチェックシートです。ここでは、日常点検の定義やチェックシートの役割、日常点検と定期点検の違いについて解説します。

日常点検の定義

日常点検とは、日頃車両を使用していく中で、ドライバーや管理者が自身で行う点検作業のことです。日常点検の目的は、車両の不具合や異常に早期に気付き、事故やトラブルを未然に防ぐことにあります。

トラックやバス、タクシーなどの公共性が高い車両を事業で利用する場合は、1日1回運行前に実施することが推奨されています。

チェックシートの役割

チェックシートは点検の品質を均一化し、抜け漏れを防ぐ役割を担います。チェックシートを活用することで、誰でも同じ基準で確認することができるため、経験の浅い従業員でも漏れなくチェックできます。また、チェックシートを利用することで、記録として確実に残すことが可能です。

日々の記録を確認することで、早期に異常に気付き、事故の発生を防ぐことにつながります。

定期点検との違い

定期点検は、道路運送車両法に定められた点検であり、1年または2年ごとに行う必要があります。定期点検は日常点検よりも専門的な項目について、主に整備士が行う点検であり、法定点検とも呼ばれます。日常点検との主な違いは、検査実施者と検査項目です。

また、定期的に行う点検として定期点検以外にも車検もあります。車検は、車両が国の基準を満たしているかの検査であり、2年に1度受けなければなりません。車検は公道を走行する上での最低限の基準を満たしているかの検査であるため、車両を安全に保つためには定期点検も欠かせません。

日常点検と定期点検・車検との違いは以下の通りです。

日常点検 定期点検 車検
点検のタイミング 基本的に毎日 1年または2年ごと 2年ごと
検査実施者 ドライバーや管理者ディーラーや整備工場ディーラーや整備工場
検査の内容 基本的な安全性や故障の有無を確認する 専門的な視点から安全性や故障の有無を確認する 公道を走るための基準を満たしているか確認する

なぜ日常点検が重要なのか

日常点検は日々の重要な点検の一つですが、実際には実施されていないケースもあります。しかし、日常点検は下記の点から重要といえます。

 

  • 事故・トラブル防止
  • 法令遵守
  • 企業の安全管理責任

 

それぞれ詳しく解説します。

事故・トラブル防止

日常点検の重要性として、最も思い浮かびやすいのが事故・トラブル防止でしょう。日常点検を行うことで、タイヤやブレーキなど車両の不具合があった場合に、早期に気付くことができます。

日常点検を怠り、車両の異常を放置したまま車両を使用し続けた結果、人命に関わる重大な事故につながる可能性があります。日々の点検が事故・トラブル防止につながるため、日常点検を確実に行うことが重要です。

法令遵守

車両の日常点検が重要な理由として、法律で定められている点も挙げられます。日常点検は、道路運送車両法第47条の2によって以下のように定められています。

「自動車の使用者は、自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に、国土交通省令で定める技術上の基準により、灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならない。」

出典:e-Gov法令検索「第四十七条の二」

業務で使用する車両はもちろん、プライベートで使用する場合でもこちらの法律は適用されます。

企業の安全管理責任

企業には安全配慮義務があり、従業員の心身の健康と安全を守るために配慮しなければなりません。そのため、従業員が業務で使用する車両を安全に保ち、事故やトラブルが起きないように環境を整える必要があります。

もし安全管理を怠り、従業員や第三者を負傷させた場合は、企業の責任問題にも発展する可能性があります。社会的信用への影響も懸念されるため、企業のブランドにきずがつくおそれもあります。

企業として、点検体制を整えることは企業や従業員を守るためにも重要なことです。

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日常点検チェックシートの対象

日常点検チェックシートは、さまざまな場面で活用できます。日常点検チェックシートを活用できる主な対象は、下記の通りです。

 

  • 社用車・営業車
  • トラック・運送車両
  • 工場設備・機械
  • 現場設備

 

それぞれ詳しく解説します。

社用車・営業車

社用車や営業車は、日常点検チェックシートの対象となります。社用車や営業車の場合、法律では日常点検の頻度は定められていません。しかし、業務で利用する車両については、企業側でルールを決めておかないと、日常点検がなかなか実施されないケースもあります。

安全面を考慮すると、業務で利用する前に毎回チェックシートを利用して、日常点検を行うことが望ましいでしょう。

トラック・運送車両

車両総重量8トン以上の車両など一部の車両では、1日1回の日常点検を行うことが法律で定められています。

また、点検を行うだけでなく、点検の結果や整備の概要について記録することが必要です。上記車両において日常点検を怠ると行政処分が行われる可能性があるため、注意が必要です。なお、行政処分の内容は違反の回数や内容によって異なります。

タクシーやバスなど、自動車運送事業の用に供する自動車も1日1回の点検と点検の記録が求められます。

出典:e-Gov法令検索「第四十七条の二」

出典:国土交通省「(5) 自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分等の基準について」

工場設備・機械

車両以外では、工場設備や機械についても日常点検チェックシートを活用できます。稼働前の確認や稼働後の異音や異常がないかのチェックを行うことで、安定稼働と安全確保につながるでしょう。

現場設備

重機や工具、安全設備などの現場の設備についても日常点検チェックシートは活用できるでしょう。建設・現場作業の安全確保に直結するだけでなく、大切な資産の管理にもつながります。なお、建設現場での重機の管理については下記記事で詳しく紹介しておりますので、併せてご確認下さい。

関連記事:建設現場での重機盗難を防ぐ!物理ロック・カメラ・GPS追跡まで徹底解説

車両の日常点検チェック項目一覧

車両の日常点検チェック項目について、次の3つの観点から紹介します。

 

  • 基本項目
  • 液体類のチェック
  • 車内設備

 

それぞれ詳しく解説します。

基本項目

基本項目としては、以下が挙げられます。

 

  • ​​タイヤ
  • ブレーキ
  • エンジン
  • ランプ類

 

それぞれの項目のポイントを紹介します。

タイヤ

タイヤの点検では、空気圧やタイヤの亀裂や損傷、異常な摩耗がないかチェックしましょう。タイヤの空気圧は目視での確認やエアゲージを用いて確認します。もしもの時に備えて、スペアタイヤについてもチェックしましょう。

タイヤの損傷については、亀裂や膨らみ、異物が刺さったり挟まったりしていないか目視で確認しましょう。また、タイヤの溝の深さや摩耗状態についても併せてチェックするようにしましょう。

ブレーキ

ブレーキの項目では、ブレーキペダルの踏みしろやブレーキの効きを確認しましょう。踏みごたえが不十分であったり、踏み残りしろが基準を満たしていない場合は、整備工場などでの点検が必要になります。

エンジン

エンジンのかかり具合および異音がないかもチェックポイントです。エンジンの始動が遅くないか、始動時やアイドリング時に異音がすることがないかチェックしましょう。

また、走行中にエンジンが温まった状態でアイドリング時の回転数が安定しているかどうかや、アクセルペダルを踏み込んだ時に引っかかりがないか、エンストやノッキングを起こさず加速するかなども確認することが大切です。

ランプ類

ランプ類が正しく点灯・点滅するか、レンズに汚れや損傷がないかもチェックしましょう。ランプ類はランプの種類によって以下のようにチェックするポイントが異なります。

点検箇所 チェック項目
ヘッドランプ 点灯具合のチェック
テールランプ点灯具合のチェック
ブレーキランプ 点灯具合のチェック
ライセンスランプ 点灯具合のチェック
クリアランスランプ 点灯具合のチェック
バックアップランプ 点灯具合のチェック
フォグランプ 点灯具合のチェック
ウインカーランプ 点灯具合と点滅速度
レンズ 汚れや損傷をチェック

液体類のチェック

基本の項目に加えて液体類のチェックも行いましょう。チェックすべき液体類は以下の通りです。

 

  • ウインド・ウォッシャー液の量
  • ブレーキ液の量 
  • バッテリー液の量
  • 冷却水の量 
  • エンジンオイルの量

 

これはすべてエンジンルームで確認する項目になります。それぞれの確認ポイントについて解説します。

ウインド・ウォッシャー液の量

ウインド・ウォッシャー液は、フロントガラスやリアガラスの汚れやホコリなどを洗い流すための洗浄液です。

リザーバータンクを確認し、FULLとLOWの間にあれば問題ありません。不足している場合は、水や専用の液を補充しましょう。寒冷地の場合、凍結防止のため専用の液を補充することが大切です。

ブレーキ液の量

ブレーキ液(ブレーキオイル)は、ブレーキの制動力を伝える役割があり、ブレーキが正常に作動するために欠かせないものです。

日常点検では、リザーバータンク内の量がMAXとMINの間にあるかチェックしましょう。ブレーキ液の減少が著しい場合は、液漏れの可能性もあるため、整備工場での点検を受けるようにしましょう。

バッテリー液の量

バッテリー液とは、車のオーディオやランプを動かすための電力を生み出すバッテリーの内部にある液体のことです。電解液とも呼ばれ、充電や放電を行う役割があります。

バッテリー液は、UPPER LEVELとLOWER LEVELの中間に位置しているか目視で確認しましょう。

近年はメンテナンスフリーのバッテリーもあり、基本的にバッテリー液の補充は必要ないとされていますが、定期的にチェックすることは重要です。

冷却水の量

冷却水は、エンジンを冷却し適切な温度に保つ役割をもっています。冷却水が不足したまま走行すると、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。冷却水が冷えている際に、ラジエーターリザーバータンク内の冷却水の量を確認し、FULLとLOWの間にあれば問題ありません。

もし冷却水が不足している場合は補充しますが、頻繁に減っているようなら整備工場などで見てもらうと安心です。

エンジンオイルの量

エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑油であり、エンジンを動かす際に重要な役割を果たします。エンジンオイルは下記の手順で点検します。

 

  1. エンジンを停止する
  2. ボンネットを開け、オイルレベルゲージを引き抜く
  3. ペーパータオルなどでオイルを拭き取り、汚れを確認する
  4. オイルレベルゲージを穴に戻し、根元まで差し込む
  5. 再びオイルレベルゲージを引き抜き、オイルの量をチェックする。
  6. オイルレベルゲージを元に戻す

 

エンジンオイルの量がFとLの間にあれば、適切です。汚れていたり、量が足りない場合は、エンジンオイルを補充したり、交換したりしましょう。

車内設備

スピードメーターや燃料計、警告灯についても正常に作動しているか確認しましょう。また、シートベルトの損傷や不具合がないかもチェックしておくと安心です。

トラック特有の日常点検項目

日常点検は自社のトラックにおいても重要です。トラックの場合は、通常の社用車や営業車で行う日常点検に加えて、下記のような項目を点検する必要があります。

 

  • 荷台・荷締め装置
  • エアブレーキ
  • ディスクホイール

 

それぞれ詳しく解説します。

荷台・荷締め装置

運行を開始する前に荷役装置の点検を行いましょう。代表的な点検箇所は以下の通りです。

 

  • テールゲートリフタ
  • ウイング式側面開放装置
  • 簡易クレーン 
  • コンテナを固定する緊定装置

 

また、運行中にも積荷や車両をチェックすることが大切です。例えば、荷物の傾きはないか、ロープの張り具合は問題ないか、荷崩れはないかなど、必要に応じて確認しましょう。

エアブレーキ

エアブレーキとは、空気の圧力を利用して停止させるブレーキです。中型や大型のトラックなどの重量が重い車両の場合、油圧式のブレーキでは制動力が足らないため、エアブレーキが重要となります。

エアブレーキの日常点検では、エアプレッシャーゲージでエアの上がり具合を確認することで、空気圧の上昇具合を確認できます。

ディスクホイール

車両総重量8トン以上の大型トラックの場合は、ディスクホイールの取付状態もチェックしましょう。ホイールナットの脱落やホイールボルトの折損など異常がないか目視で点検します。

また、ホイールナットの緩みがないかなどを確認するために、点検ハンマーでナットを叩き、振動や音の違いについても確認しましょう。

 

出典:全日本トラック協会「トラックドライバーが日常行うべき事項」

日常点検チェックシートの具体例

日常点検は紙だけでなく、Excel(エクセル)やデジタルツールを活用して行うことができます。ここでは、日常点検チェックシートの具体例について解説します。

紙のチェックシート

紙のチェックシートは最もシンプルな方法で、導入が容易です。テンプレートを活用すれば、テンプレートを印刷するだけでその日から使用することができます。特別な操作手法を覚える必要がないので、多くの人が直感的に利用することができるでしょう。

一方で、紙のチェックシートの場合、保管が課題になりやすい傾向にあります。保管場所が必要になり、管理がおろそかになると紛失のおそれもあります。また、特定の日の点検結果や特定の異常が発生していた日のチェックシートを知りたいなどの場合、1枚1枚確認する手間がかかります。

Excelテンプレート

Excelのテンプレートの場合は、カスタマイズが容易で柔軟に利用できるなどの強みがあります。自社の点検項目や運用方法に合わせて、項目や内容を追加・削除できます。

チェックシートを保管する場所が必要ない点や集計・分析が行いやすい点、複数拠点で共有しやすい点もメリットといえるでしょう。また、Excelでのテンプレートが用意されていることも多く、導入も比較的簡単です。

一方、Excelの操作に慣れていない場合は、現場の負担になったり、入力ミスが発生したりする可能性もあります。

デジタルチェックシート

専用のシステムを利用し、デジタル端末でチェックする方法もあります。Excelのチェックシートと同様に保管場所を用意する必要がありません。システム上で記録の検索も簡単にできます。また、点検の記録以外の車両管理に関する内容を一元管理できるため、効率化にもつながります。

一方で、導入に費用がかかったり、現場に導入する際に使い方について十分な周知が必要など、一定のコストは必要となります。

日常点検チェックシートのテンプレート

日常点検チェックシートは、国土交通省やトラック協会、JAFなどのWebサイトからダウンロードすることが可能です。PDF形式以外にもExcel形式のテンプレートも活用可能です。

すぐに使えるテンプレートを活用することで、フォーマットの作成の手間を削減し、効率的に日常点検を実施できるようになるでしょう。

国土交通省「日常点検チェックシート」

国土交通省「日常点検表 (大型車の例)」

神奈川トラック協会「日常点検表」

JAF「日常点検チェックシート」

日常点検チェックシートの作り方

テンプレートを活用することもできますが、自社の業務に合わせて自社で日常点検のチェックシートを作成することもできます。また、テンプレートをもとに項目を追加・削除して、自社に合わせた内容に調整することも可能です。自社で作成や調整を行うことで、より業務の実態や運用の実態に合わせたチェックシートを作成できます。

ここでは、日常点検チェックシートを自社で作成する際の項目設計のポイントやフォーマット設計のポイントについて解説します。

項目設計のポイント

項目を設計する際は、最低限必要な項目を含めた上で、自社に必要な項目を調整することが大切です。自社で作成するため項目自体は自由にできますが、車両の安全を守るために必要最低限行うべき項目は漏らさず含めましょう。必要な項目については、国土交通省やトラック協会のテンプレートが参考になるでしょう。

また、自社で作成やアレンジする場合、チェック項目を増やしがちですが、項目が多すぎると抜けもれが発生しやすく、一つひとつの項目のチェックの精度が落ちる可能性があります。項目の優先度を設定した上で、必要十分な項目を盛り込むようにしましょう。

フォーマット設計

日常点検チェックシートを自社で作成する場合は、記録しやすいフォーマット設計を行うことが重要です。チェック欄を設けるなどして、記入の手間がかかり過ぎないようなフォーマットを意識しましょう。また、判断基準があいまいな抽象的な内容は避け、誰でも同じようにチェックできる項目にすることが大切です。

誰でも使える設計

誰でも使える設計を意識することも重要なポイントです。特定の人しか使えないようなツールや方法はできるだけ避けましょう。記入方法が複雑だったり、特別な技術が必要な形式のチェックシートでは、現場で使われない可能性があります。

初見の人でも迷わず使えるような設計のチェックシートを意識して作成してみましょう。

日常点検の正しい実施方法

日常点検チェックシートは作成して終わりではなく、正しく運用することが大切です。点検のタイミングや手順、保存方法についてあらかじめ決めておくことで、スムーズな運用ができます。それぞれのポイントについて解説します。

点検のタイミング

車両を利用する前に必ず日常点検を行うなど、点検のタイミングを決めておきましょう。

トラックなど毎日の点検が求められる車両については法令に従ったタイミングで実行する必要がありますが、一般的な社用車や営業車などは点検のタイミングについては特に決まっているわけではありません。

そのため、点検のタイミングを決めていないと人によって点検が適切な頻度で行われない可能性があります。日常点検チェックシートの整備と共に点検のタイミングについても社内ルールを作成し、ルール通りに行われるよう周知を徹底しましょう。

標準化された手順

日常点検の手順についても社内ルールでしっかりと決めておきましょう。手順を標準化することで、チェックの品質を統一化できます。また、社内ルールを決めるだけでは十分に伝わらない可能性もあるため、日常点検についての勉強会を行うなど、社内教育も重要です。

記録と保存

日常点検は行うだけでなく、行った結果を記録・保存することも大切です。

保存期間や保存方法などのルールを決めておきましょう。定期点検の記録については、法令で車両の種類ごとに1年や2年の保存が義務とされていますが、日常点検の場合は明確な規定はありません。

規定はないものの最低1年は保存しておくことが望ましいでしょう。

よくある課題と失敗例

日常点検チェックシートのよくある課題と失敗例として、チェックシートの形骸化があります。

チェックシートの運用に慣れてくるとチェックを埋めること自体が目的となり、チェックシートが機能しないケースも出てきます。その結果、チェックが十分に行われておらず、安全管理が不十分になるおそれもあります。チェックリストが形骸化しやすい理由として、チェックシートの目的が十分に伝わっていないことや重要でないチェック項目が存在することなどが考えられます。

チェックリストを形骸化しないためにも、必要な項目になっているか定期的に見直すことやチェックシートの重要性の周知を徹底することが重要です。

日常点検業務を効率化する方法

日常点検業務を効率化する方法の一つとして、記録のデジタル化が挙げられます。記録をデジタル化することで、紙で管理する必要がなくなり、保管コストの削減や検索性の向上などが期待できます。

その他の車両管理業務をまとめてデジタル化や自動化できるサービスもあるため、車両管理を効率化するためにも記録のデジタル化を検討してみるのも一つの方法です。

チェックシート運用の改善ポイント

日常点検チェックシートは作成後も定期的に見直しを行うことが重要です。

法令の変更や運行ルートの変更、車両の数や種類の増減などが生じると、チェックシートの項目が不十分になる場合もあります。年に1度見直すなど見直しのタイミングを決めておくことが重要です。

併せて運用が適切に行われているか、運用の実態や運用ルールのチェックも定期的に行いましょう。ルールを決めていても実際に行わなければ意味がありません。仕組みの改善や社内教育の強化など、日常点検が適切に行える環境づくりが大切になります。

テンプレート活用のメリットと注意点

日常点検チェックシートのテンプレートを活用することのメリットは、チェックシートの作成の手間を削減でき、すぐに導入できる点です。また、テンプレートに沿ってチェックすることで、最低限の項目を抜けなくチェックできるでしょう。

一方で、テンプレートは一般的なチェックシートであるため、すべての企業や業種にとって最適なものとは限りません。項目が足りていなかったり、逆に重要性の低い項目が含まれている場合もあります。

テンプレートをベースにしながら、業務の実態に合わせてアレンジしていくことが重要です。

日常点検チェックシートに関するよくある質問

ここからは、日常点検チェックシートに関するよくある質問について紹介します。

日常点検チェックシートは必ず作成しなければならない?

日常点検チェックシートの作成自体は必須ではありません。ただし、日常点検を行うことが義務付けられており、車両の種類によっては日常点検の記録も必要となります。

日常点検の質を担保し、監査や事故時の証拠として活用するためにも、日常点検チェックシートの作成はほぼ必須といえるでしょう。紙・Excel・デジタルなど日常点検チェックシートの形式はさまざまであり、企業での用途に合った形式のチェックシートを使用すると良いでしょう。

日常点検チェックシートの保存期間はどれくらい?

保存期間は業種や法令によって異なりますが、一定期間の保存が推奨されます。定期点検の記録の保管に関する法令での基準も参考に社内ルールで保存期間を定めることが一般的です。監査・トラブル対応のため長期保存が望ましいでしょう。

テンプレートはそのまま使っても問題ない?

テンプレートをそのまま使っても問題ないですが、自社の業務に合わせて調整することで、より使いやすくなります。テンプレートは便利ですが、自社の業務に合わせて調整することが重要です。現場の意見も踏まえて、テンプレートに必要項目の追加や不要項目の削除を行いましょう。

また、自社での運用ルールと整合性があるかも確認することが重要です。

日常点検チェックシートを活用し、点検を漏れなく実施しよう

日常点検チェックシートを活用することで、日常点検の精度を上げることが可能です。日常点検チェックシートが整備されていない場合は、テンプレートを活用する方法もあります。テンプレートをそのまま使うこともできますが、ベースにして自社に合った内容に調整することで、チェックの精度を上げることができます。

日常点検を効率化するためには、記録や保存についてデジタル化を行うことも一つの方法です。車両管理に関する内容をまとめて記録できるサービスもあるため、車両管理に課題を感じている場合は、選択肢として検討できるでしょう。

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