導入事例

株式会社IDOM様

「車両GPS管理システム」を導入していただきました。

車の販売を通して、様々なお客様の生活を豊かに

導入の流れ

「車両GPS管理システム」の導入から運用まで主導された事業責任者の京極様にお話を伺いました。

京極様の部署の事業内容を教えてください

株式会社IDOM 事業責任者 京極様

世の中にはクルマを購入する際に一定数、銀行や信販会社のローン審査に通らない方がいらっしゃいます。
そういったお客様に対し、私たちがクルマを販売することで移動を提供しています。
具体的には、個人事業主の方、ひとり親家庭の方、外国籍の方など、きちんと支払う能力はあるけれどもローン審査に通らない全国で約2割の方が対象のサービスです。
通常のオートローンであれば、私たち販売店側に信販会社から一括で契約代金を頂けるため、リスクはありません。
しかし、今回の事業では信販会社を挟まない分割払いになるので、お客様にきちんと毎月お支払いいただけないと、その分、リスクを負うことになります。
そういった仕組みの中でもお客様にクルマを提供して「生活を豊かにしたい」という、そんな想いでこの自社ローンの事業をしています。
その事業の運営、運用を私が責任を持って行っています。

この事業のきっかけは生まれ育った環境

私は、群馬県の大泉町という小さな町で生まれました。
大泉町の総人口に占める外国籍の方の割合は2割弱で、全国で見ても非常に割合が高い町でした。
その隣町には200〜250台の車を置いているガリバーの大きな店舗があります。
この店舗の商談内容を見てみると、100件の商談中2,3件しか外国籍の方がいらっしゃっていませんでした。
町全体の比率から考えると、外国籍のお客様が2割程度来店されても良いはずだと思いますが、実際には大きな乖離がありました。
店舗の近隣を見てみると、自転車で10分圏内の場所に、外国籍の方が経営する自動車販売店が10店舗程あり、町に住む外国籍の方は、ガリバーではなくこういった販売店でクルマを買われていることがわかりました。
その店舗においてある販売車両は現金一括で購入できるような30〜50万円の低価格なものが多く、プライスボードに金額が入っていないものや、よく見てみると安全基準を満たしているか疑問が残るクルマがありましました。
クルマがないと生活が不便な環境で、ガリバーをお選びいただけないということは、ガリバーの認知が足りていないという問題もあるかもしれません。
しかし、外国籍ということでローン審査が通らず、安全性に不安を抱えるクルマを買うしかないという現状があるように思え、何か変えることは出来ないかと思ったのが、事業のきっかけです。

車があったら実現できる生活

日本は国土の約7割を山林が占めるといわれています。
その為、お客様が生活をされている環境によっては、自転車で20分かけて移動してやっと仕事が1つ見つかることもあります。
では、同じ20分間を車で移動できるとどうでしょうか。
きっと見つかる仕事は1つではなく、仕事の種類も豊富だったり、お給料ももっと高かったり、選択肢が増えると思います。
移動時間は同じでも、車と自転車では、大きな差がそこにあると思っています。
これは『クルマがあったら実現できること』ですが、クルマがなければ実現できないことです。
このように、クルマがあれば働ける場所や希望する仕事があるにも関わらず、ローンに通らない方は、クルマを購入できないことで、働き口の選択肢が狭まってしまうという問題があります。
そのような、困っている方々の課題を、私たちがクルマを提供することで解決し、生活を変えたいと思っています。
クルマを持つことで、別の仕事が出来、お給料が上がり、生活の水準も高まり、「少し遠くへ旅行に行こう」「自分の乗りたい車に乗ろう」「もう少し広い家に住もう」という話が出てくるようになることが理想です。
クルマを軸にお客様の生活を変えるというのが、最終的な自分たちのゴールであり、この事業がそのきっかけになるようにと考えています。